Last Updated 2022.03.24
Google肝いりのAMPプロジェクトですが最近の動向は?
当サイトでも導入している、AMP(アクセラレーテッド・モバイル・ページズ)ですが、最近の動向を見ていますとAMP離れしているというかレンタルサーバーが高速化・高性能化しているため、AMPが必要なくなってきているという実情になってきている気がします。AMPプロジェクトが立ち上がった時当初は、AMPに対応しているWEBサイトはGoogleの検索結果も優遇されるという、ありがたい優遇でしたが最近はその優遇処置も終わり通常運転に戻っています。
そもそもAMPプロジェクトって何?
AMPプロジェクトはGoogleが中心となって立ち上がったWEBサイト高速化プロジェクトで、Accelerted Mobile Pagesの頭文字を取ってAMPプロジェクトと呼ばれます。通称アンプです。私がAMPを知ったのは2018年頃だったでしょうか。一応これでもWEBのコンサルティングをしていますので、新しい技術やTipsはキャッチアップしています。そんな中でAMPも知ったわけですが、最初のころはAMP導入サイトが少なかったので検索上位独占状態でしたね。サーチコンソール、通称サチコを見てもAMP化ページがPVの上位を独占している状況でした。
レンタルサーバーの高性能化・高速化
WEB界隈ではAMPが賑わいを見せているなか、レンタルサーバー界隈もかなり動きがあった数年でした。
まず、サーバーのハード面の大幅なスペックアップによる高性能化と高速化です。ストレージは遅くてもSSD、速ければNVMeSSDのRAID構成でHDD時代の速度のおよそ40倍速くなりました。合わせてCPUもメニーメニーコアなCPUへと換装されて処理速度も従来の数倍になりました。Googleのページインサイトで90点台を出すのが当たり前なくらいサクサクとWEBページが切り替わるようになりました。WordPressのように処理の重たいアプリでもサクサク動くのですから、AMP化していないWEBサイトの表示もサクサクです。
ネットワークも5Gへ
レンタルサーバー界隈はハード面以外にも、ネットワークも高速になりました。次世代通信規格5Gの導入とサーバー内ネットワークは10Gbpsというとてつもない高速ネットワークでつながるようになりました。サーバーが置かれているデータセンター内は10Gbpsで通信されて、インターネット回線に出たら5Gの高速通信でWEBサイトを表示するのですから、モバイルでもサックサクです。ここまで一気にサーバーのハード、ネットワークまで刷新されたのはインターネットの歴史を見ても稀だと思います。今までの常識が一気にひっくり返ったと思います。
今後のWEB業界の展望
今後のWEB業界の展望ですが、レンタルサーバーのハード面はPCIe 5.0が出てきたこととDDR5メモリが出てきたことによってさらに処理速度は高速化すると見ています。CPUもAMDがメニーコアCPUを開発しているので、今後サーバー用途のメニーコアCPUがリリースされたら遅かれ早かれ換装されるでしょう。しかし、レンタルサーバーの速さで一番恩恵があるのはストレージの高速化なので、PCIe 5.0NVMeSSDが出てきたらレンタルサーバー業者は換装ラッシュになると見ています。そしてネットワークは都市部も郊外部も5Gネットワークで繋がり、モバイルでどこでもいつでもサクサクなWEBブラウジングが可能になると考えています。
結論としてはAMPプロジェクトは、近いうちに頓挫して終了するのではないかなと思います。残っても形骸化するかもしれませんね。2022年現在はAMPページへのアクセスは通常ページよりも多く主力なのですが、Google検索の優遇も終わりましたので今後はどうなるかはGoogleの検索アルゴリズム次第といったところでしょうか。なんせGoogleが検索エンジンによってインターネットの主導権を握ってしまっていますので、Google様のご機嫌次第で我々WEBサイト運営者は右へ左へと振り回されるわけでして。最近Googleも検索エンジン結果に積極的にAD広告を挟むようになってきたなぁと感じますので、Googleの検索結果に対する姿勢が変化したのかな?と思わないでもないわけです。なんせ地球上の8割がGoogleの検索によって支配されてますからね。Googleには検索結果に対しての透明性と公共性を担保していただくほかないわけです。こんなこと書いたらGoogleに飛ばされないか心配ですが、いいんです。飛ばされてもこのサイトの存在意義はあるからです。それは知識の備忘録として。クライアントに対してはWEBサイト運営のノウハウを提供する目的として。
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